新NISAに合わせて投資家活動を開始していくにあたり
「どの銘柄買えばいいんだ!?」
と昨年末から現在に至るまで続く懊悩についてアウトプットしていきたいと思います。
今回は、具体的な投資先の銘柄、およびその理由をアウトプットしていきます。
・入金力
前提として、私の入金力について。
月収見込み手取り10万。
生活費として2万。
投資用余剰資金が8万見込みとなります。
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
運用会社は『三菱UFJアセットマネジメント』。
ご存じみんな大好きオルカン。
つみたてNISA枠で、クレカ積立で月2万買付の予定です。
実はオルカンに落ち着いたのは2024年3月ごろで、それまでは
1月→eMAXIS Slim S&P500を月10万
2月→eMAXIS Slim TOPIX&FANG+を5万ずつ
と買い付けが迷走してます。
あんなにこき下ろしたFANG+を性懲りもなく買い付けたりしたのは……まあ、やはり高いリターンが魅力的でした(オイ)。
あとは、
「なんだかんだMicrosoftやNVIDIA、Google、Amazonには商品やサービスにはいつもお世話になってるし、米国ハイテク銘柄には信用して投資する価値はある!」
や
「レバレッジじゃなければ問題なくね?」
や
「TOPIXと混ぜて運用すればリスク緩和できるんじゃないか?」
と諸々の思惑があり、悪あがきをしようと小細工を試したかったからです。
ですが、
やっぱり信託報酬が高過ぎるのが気になったのと、
値動きが激しかったのと、
10%も含まれてるテスラが気に食わなかったので、
「こんなにストレスフルだったらやっぱり頑張って個別株買った方がいいな???」
となった為、含み益が少し出たタイミングで即売却しました。
なお、クッションとして購入していたTOPIXも同時に売却注文したのですが、
TOPIXは注文翌日に売却約定。
FANG+は4日程経ってから売却約定しました。
……いや、まあ、投資先が海外株式ですから時間は掛かるものなのしれないし?
販売元である大和アセットマネジメントさんに対する個人的な印象が悪いというバイアスが掛かっているのは否定しませんよ?
とはいえ、約定連絡が来るまで
「オイオイオイ含み損にならんだろうな???」
と非常にやきもきしたのもまた事実なので、
今後大和アセットマネジメントさんのファンドを利用する事はたぶん無いかなーと思います。
閑話休題。
S&P500に関しては当初オルカンとどちらにしようかと迷い、
やっぱりパフォーマンスが良い方が良いかなー?
と考え買い付けたのですが、
私が思うファンドの役目として
・個人では難しいルールの複雑な分散を自動でやってくれる。
・現物入手ハードルが高いような銘柄も代行で投資してくれる
・資金力が乏しい状況でも手が出せるように価格調整してくれる
といった利便性を鑑みた結果。
・分散数がより多い
・個別株購入のハードルがやや高い欧州や、話題の新興国インド株もカバーしている
・超長期目線で見た場合の投資先の選定ルールの信頼性が抜群
といった観点からS&P500より優先すべきと判断しました。
基本的には月2万のつみたての予定で、
30年後までには600万積み立てが終わっている見込みです。
もちろん臨時資金の入手や成長投資枠の状況によっては適宜追加で買い付ける予定です。
オルカンの良いところは値動きが緩やかな分、
追加買付のタイミングを考えなくて良いのが素晴らしいですね。
・2244 グローバルX US テック・トップ20 ETF
成長投資枠に採用したETFで、運営会社は「Global X Japan株式会社」。
週一月曜日に5千円の積み立て×4週で、月2万程の買付予算をとっています。
株価は大体1800円と、一回買付で2株は買える予定です。
どうしても米国ハイテク銘柄を諦められなかった私の希望の光です。
スペックとしては
・米国ハイテク銘柄のTOP20を対象
・分散ルールは王道の時価総額加重平均。
・経費率0.4%
こんな感じ。
経費率は割高。
分散数もやや少なめなのが気になります。
しかし、バランスの良い分散ルールや、
米国ハイテク銘柄TOP20という投資先選定ルールは、
長期保有銘柄としては及第点かなと思います。
割高の経費率も何故かすごく良心的な設定に見えますし。
不満点としてはどういうわけか中国企業であるPDDや、
あのテスラが含まれている所ですが……。
まあ、リバランスでいずれも組み入れが段々縮小傾向にあるようなので、
その辺りは大目に見る事にします。
値動きも激しめですが、安定した企業がきちんと安定した値動きをしているので、
これなら長期保有をしていても許容できるかなと思います。
懸念点としては、
・昨年生まれたばかりのファンドである
・1回目の分配金が出ていない
というところ。
ハイテクセクターの上澄みである為心情としては継続保有していきたい所ですが、
インカムも出ないと、なると少し考える必要はあるかなとも思われます。
※インカムが出ない理由に関して
ハイテクセクターはグロース株である為、配当金が少ない傾向があるのでは?と推測しています。
・1475 iシェアーズ・コア TOPIX ETF
成長投資枠で採用。運営会社は「Blackrock社」
買付手法は2244と同じ。5000円×週4で月予算は2万程
株価は大体2700円とややお高めで、一回買付で1株は買える予定です。
我らが日本のコア指数!スペックは下記になります。
・TOPIX指数に連動。
・分散ルールは時価総額加重平均
・経費率0.05%
・分配金利回りは1.79%
3月現在の今は株高で注目されるようになりましたが、
1月の買付開始時はまだそれほどといった様子で、
私もあまり期待していませんでした。
ポートフォリオ組み入れに決定打となったのは圧倒的なコスパの良さ。
経費率0.05%はあのオルカンやS&P500を上回る燃費の良さ。
また、海外株のファンドは分配金を再投資する際に現地課税で中抜きされていますが、
国内株ETFの場合はNISA関係無し再投資配当金は非課税と、
異次元レベルの優遇となっています。
おまけにここ直近の1年のスコアはオルカンをアウトパフォームしています。
……正直この状況を知った1月時点で
「TOPIX成長性が無くて微妙みたいな風潮だけど、悪いどころかめちゃくちゃすごくない???」
とあまりの過小評価状態に首をひねりました。
ちなみに採用の経緯としては、
税制的に国内株が有利である事から、
いずれ保有したいと考える個別株の勉強をする為にスペックを確認した結果、
上記指数のパフォーマンスをを知り
「高配当株も多くてなんだかんだリーマンとかコロナとか乗り越えてこのスコアを出しているし、分散先として十分じゃない?」
「それにやっぱり自分、日本人だし」
という事で組み入れを決定しました。
・2236 グローバルX S&P500配当貴族 ETF
成長投資枠に採用したETFで、運営会社は2244と同じ「Global X Japan株式会社」。
買付手法も同じで、
これで予算的に月枠フルとなるのでNISA枠としてはこれが最後の選定銘柄となります。
株価は1株大体1180円と、5000円で4株程の買付が見込めます。
スペックは下記になります。
・S&P 500配当貴族指数に連動。
・分散ルールは均等加重
・経費率0.3%
・分配金利回りは1.45%
選定ルール的に高めの経費率と均等加重がネックになるファンドなのですが、
投資先選定ルールである配当貴族指数が25年以上連続増配している米国株を中心に選定されており、
『インカムが安定している』
という特徴があります。
安定しているそのインカムを自分自身が直接受け取れるわけではないのですが、
・分配金を2か月に一度という高頻度で吐き出してくれる
・インカムが安定する=ファンドのシステム仕様上キャピタル成長が安定する。
・均等加重によるボラティリティ増加を加味してちょうどいいリスク感
と、いった感じ。
設定来から約1.2倍のゆるやかな成長をしており、
投資先セクターも一般消費系やエネルギー資源系など成長性はそこまで無いものの、
ハイリスクな2244と丁度いい補完関係になります。
要するに
オルカン投信(コア枠)
米国ハイテク銘柄 ETF(成長サテライト枠)
TOPIX ETF(コスパサテライト枠)
米国連続増配銘柄 ETF(安定サテライト枠)
この4種で出口分散戦略を行おう、というポートフォリオです。
・このポートフォリオを動かしてみて分かったこと
この3か月程の感触では、まあ、悪くないです。
個人的に気付いたポイントは下記になります。
・オルカンの安定感が凄い。
・2244でハイテク銘柄の伸び方のえげつなさが実感できる。
・ハイテク銘柄の不安定性も実感できる。
・TOPIXが意外と結構やる。
・そこまで期待していなかった配当貴族が思っていた以上にしっかりと成長する。
・後で計算してみたら全体経費率0.22%と結構嵩んでた()
……最後やらかしてますが、いったん後回しに。
割とどの指数にも個性と言いますか、
同じように上がったり下がったりする事もあれば、
他が下げていても一つだけは頑張って上げていたりと、
株式アセットのみであっても、
地域や業種セクターの分散はそれなりに効果があるように思えます。
ただ、まあ、ハイテク銘柄である2244成長の伸び方は凄い時は凄いのですが、
下がる時は物凄い勢いで下がります。
どれだけ膨らんでても、萎む時は萎む、といった感じ。
その反面、オルカン/TOPIX/配当貴族は膨れ幅は微妙ですが、
そんなに大きく萎む事もありません。
特にオルカンは膨らむ時は2244と一緒にグッと伸びますが、
2244が下げる時は一緒になってそんなに下がりません。
大きく下げるのは暴落や調整といった株式市場全体が大きく落ち込む時ですね。
特に印象的なのが配当貴族で
投資先もETFもインカムをガッツリ出しますが、
キャピタルも割とコツコツしっかり伸びます。
隔月分配で結構な額を排出すると流石に下がりますが、
その際に再配当をすると株数を稼ぎつつ次回分配額の増加が期待できるため。
結構バランスが良いです。本気でオススメできます!
……経費率がもう少し低ければ、の話ですが。
・やっちまった失敗について
経費率の話が出たところで反省会
先ほどの4種ファンドをコアサテライト運用をした場合、0.22%とそこそこある。
オルカンの経費率が0.15%と考えると、この点ではダメダメなポートフォリオですね。
……割と良かったと思ったんですけどねえ(遠い目)
ネックなのはやはり割高なグローバルX組ですね。
特に2244のハイリスクが問題児です。
・実はすごくない?疑惑のハイテク銘柄
リスク許容度的にはほどよく、
そして出すときはかなりのパフォーマンスを出してくれる2244ハイテク銘柄。
何と言いますか、自分でスピード制御ができない暴走キャラ、といった印象です。
こいつ単体だと売り時が結構困る気がします。
というか、まあ、ここまでハイリターンを求めるなら、
ハイリスクの極致であるビットコイン積み立てで良いのでは?
と思わざる思えません。
なんといっても、維持費0ですし。
まとめ
ひとまずポートフォリオはこのままで、しばらく頑張ろうと思います。
経費率が思ってたより高くなっていたので、もう少しコストカットしたものを作りたいですね。
次回は今後購入したいと考えている銘柄をまとめていきたいと思います。
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