新NISAに合わせて投資家活動を開始していくにあたり
「どの銘柄買えばいいんだ!?」
と昨年末から現在に至るまで続く懊悩についてアウトプットしていきたいと思います。
今回は、特に2024年2月現在メジャーなインデックスであるS&P500およびダウ平均についてまとめて行きたいと思います。
・S&P500
正式名称は『スタンダード・アンド・プアーズ500』
元ネタである米国ETFの銘柄コードはSPY。
その名の通りアメリカ株を”時価総額加重平均型”で500社選定して運用するインデックスで、
つまるところ、アメリカ株限定版オルカンと考えて差し支えないです。
(時価総額加重平均型については前回のオルカン編について簡単にまとめてます)
・オルカンと比較した場合
分散数が少ないため1社が暴落した場合のダメージ量は比較的大きくなるのですが、
米国が誇るお化け企業であるハイテク銘柄の比率が大きくなった分その恩恵も増えるため、
結果的にはここ数年のパフォーマンスはオルカンを上回っています。
その為、私を含めた投資初心者から注目を集めており、昨年末の国内投資信託ランキングではこの指数を採用した商品がトップを占めている状態となっています。
・米国ハイテク銘柄
日本では数年前まではGAFAM、最近ではFANGと呼ばれたりする
Google/Amazon/Facebook(現Meta)/Apple//Microsoft
等のネットワークやAI技術で世界をけん引する超有名企業群です。
(なお、本場米国ではマグニフィセント7と呼ばれてたり……呼び方が多すぎるので本ブログでは米ハイテク銘柄呼称とします)
これらの会社だけで経済規模は一国に匹敵するとされることから
「もはや米国株とは別枠で考えて良いのでは?」
と一部では言われるほど。
ここ数年ではこれらの銘柄を多く含んでいるインデックス指数ほどハイリターンを叩き出す事から、
更に集中投資が加速→ハイリターン→集中投資加速……といったループ現象が発生しています。
故に
過剰評価株=バブル銘柄となっているのではないか?
といった懸念がある事は把握しておくべきでしょう。
・ダウ平均
ついでに米国のもう一つのメジャーなインデックス指数であるダウ平均についてもここで触れておきます。
正式名称は『ダウ・ジョーンズ工業株価平均』指数。
元ネタの銘柄コードはDIA。
計算ルールとして”株価平均型株価指数”を適用し、その上位30銘柄を選定した指数となっています。
・株価平均型株価指数について
オルカンやS&P500に採用されている時価総額加重平均型は株価×株数という総合的な規模感を表しているのに対し、平均株価指数は
対象企業の株価合計÷対象企業の数
という、株価重視のインデックスです。
時価総額加重平均型の場合、株価だけでなく株数も評価するため株価自体は低くてもお金を出してる人が多い企業などが選ばれますが、
株価平均型株価指数の場合はシンプルに株価が高い企業が選定されると言えます。
(実際には他にもいくつか条件が設定されている為、それだけで選定されるわけではないようです)
端的に言うなら個別株が非常に高額なお金持ちしか買えない企業の株式です。
・平均株価指数インデックス投資信託はお買い得?
現物の個別株は超高額である事から、投資初心者には非常にハードルが高い平均株価指数銘柄ですが、
インデックス連動した投資信託なら100円からでも購入が可能になります。
……が、株価が高額という事は新規株主の参入が難しい=新たな資金の流入は難しい事から、”成長が鈍化した成熟企業である事が非常に多いです”。
株主が離れていかないよう平均よりやや多めの配当金を出す傾向がある事から、
インカムゲインを狙う人は一度調べてみるといいかもしれません。
もちろん、自力でガンガン稼いで成長を続ける企業は株主の投資がなくても成長が続きますが、
そうでないとキャピタルゲインが望めず、インデックス投資先としてはやや魅力に欠けてしまう一面があります。
とはいえ、現在まだ成長を続けてるAppleやMicrosoftは既に組み入れられている指数で、
更に先日米ハイテク銘柄のAmazonが仲間入りした事から、ダウ平均株価指数もまた連動投資信託からの資金流入により更なる成長が見込める状態となっています。
・まとめ
総括すると
これからもアメリカという国が成長を続けるならS&P500、
安定した大型成熟企業だけでいい!という人にはダウ平均株価指数を調べてみると良いと思います。
次回についてはTOPIXと日経平均などの国内企業編
もしくは、米ハイテク銘柄深堀りであるNASDAQ100およびFANG+指数、
どちらかについてリサーチしたいと思います。
コメント
コメントを投稿